山 行 報 告
2014/1/11〜14   八ヶ岳・合宿         メンバ:山本、大谷、大高ぁ、越野、内山、根来、加藤、新村  記録:根来 


ジョーゴ沢F2ルート工作 混んでるジョーゴ沢F2 北稜隊分岐で一休み 赤岳主稜ルートを望む ショルダーリッジへのルート確認
地吹雪の中のビレイ 阿弥陀をバックに登攀 終了点からの阿弥陀岳 雪煙舞う赤岳 ナナカマドの実に雪



【コースタイム】

11日(土)
赤岳山荘駐車場7:10…BC(赤岳鉱泉)9:20

12日(日)赤岳主稜
BC5:30…行者小屋6:20…主稜取付き分岐7:20…7:40取付き9:00…終了点12:20…13:10展望荘13:30…行者小屋14:10…BC14:50

13日(月)
BC9:20…赤岳山荘駐車場10:30

【記 録】

11日(土)
 10日夜出発し、横岳ピラタスの休憩所で仮眠をとったあと赤岳山荘駐車場に行く。加藤車、内山車はすでに到着していた。

 大高車メンバーが先に出発。鉱泉に到着後テントを張っていると内山が到着。暫くして越野も到着。

 しかしあと1張りのテントを持った加藤がなかなか到着しない。心配になり大谷が迎えに行き、荷物を背負ってきた。どうやら体調が悪くなって遅れたようだ。

 体調のよろしくない大高と加藤はテントキーパー、内山と新村は阿弥陀北稜に、残りのメンバーはジョーゴ沢でアイスの練習。

 ジョーゴ沢はF1,F2ともに大盛況。おかげで氷も穴ぼこだらけ。F1とF2の間に枝沢があるが数日前の雪で埋まっていたので、F2の誰も登っていない左側の部分で練習。

 部分的にトラバースせねばならないが、大谷がロープをセット。トップロープで各自2本づつダブルアックスの練習。

 右手にピッケル、左手にウッドシャフトの旧いアイスハンマーであるが、ヴァーチカルでなければ、なんとか登れるものだ。

 北稜隊はトレースのない中岳沢の新雪を腿までラッセルするも時間切れで敗退。

 一つのテントに全員が集まって、恒例の大宴会。仕事で来ていた梶山氏も参加して、大いに盛り上がる。

12日(日)
 内山、新村、根来と加藤、越野の2パーティが主稜、大谷、山本がショルダーリッジを目指して出発。 

 主稜取付き分岐で順番待ちしていると、越野が1人で追いつく。加藤が体調悪く縦走に変更するとのこと。内山、新村と越野、根来のパーティに急遽変更する。

 1時間ほど待たされ、越野がリードをする。根来はチョックストーンを右から越そうとチャレンジするが失敗。結局はチョックストンの隙間の穴ぼこに左手を突っ込んで乗っこす。

 2P目も越野リード。3P目からツルベ登攀に切り替えて根来がリード。先が混んでいるのか待ち時間が多く寒い。そのうち内山、新村パーティを追い越す。稜線近くになってやっと陽の光が当たり、風が強くとも陽の暖かさはありがたい。

 登山道に出て展望荘まではゆったりとした気分でくだる。展望荘に入り昼食タイムとする。考えてみれば出発以来、水さえも一切口に入れていない。喉が渇いているので、テルモスのコーヒーや水をガブガブと飲む。

 地蔵尾根も部分的には緊張しながらも余裕で下る。金属の階段ステップに滑り止め?の板を付けてあるが、右足を踏み出したところ、板が割れてスリップしてしまった。幸い下から2段目だったので、大事にはならなかったが、注意が必要である。

 最後の階段を下りた左の雪面を尻セードをするが勢いつきすぎて全身雪まみれとなる。樹林帯に入るとすっかり気がゆるんでしまい、ダラダラと行者小屋経由でベースに戻る。

13日(月)
 夜半からパラパラと雪の降る音がしていたが、起きてみたらやはり小雪が舞っていた。大高ぁ、新村、根来で大同心稜〜硫黄岳を計画していたが、天気が悪いので中止し、下る事にする。

 山本、大谷、加藤、越野は大同心大滝下部でアイスクライミングの練習とのこと。そのメンバーを見送ったあと、1張りテントを撤収して下山する。

14日(火)
 山本、大谷、加藤、越野で硫黄岳を往復。合宿中、もっとも天気が良好であった。